前から見たかったクリント・イーストウッド監督作品「インビクタス」見て来ました!
invictusとはラテン語で「不屈」という意味だそうです。
先月見たアバターもすごく美しくて感動したけど、これは95年のラグビー・ワールドカップがモデルという実話に基づいた話で、また違う感動でした。たくさん泣いちゃいました。
ストーリーは、後にノーベル平和賞始めたくさんの賞を受賞する事になる、南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラさんの大統領就任直後から始まります。
マンデラ大統領役をモーガン・フリーマンが演じて、さすがの存在感でした。彼がスクリーンに出ているだけで、何かじーんとしてしまうんですよね。何も言わなくても哀愁と秘めた情熱が伝わって来るというか。
南アフリカのラグビー代表チーム(スプリングボクス)の主将フランソワ・ピナール役はマット・デイモン。代表作・ボーンシリーズで見事なアクションを演じていたたくましい肉体もさることながら、この方、知的さがにじみ出てるんですよね~。(実際、ハーバード大学中退の知性派俳優ですが)
この二人の素晴らしい俳優を中心に物語は進みます。
たかがラグビー、されどラグビー。
スポーツを通して人種の壁が溶けて行く様は感動的だったし、反アパルトヘイト運動をしたために、27年間の投獄生活を送ったマンデラ大統領が、すべてを赦して白人との融和を図る、その心の広さや公平無私な考え方にも感動的でした。殴られたら殴り返すのではなく、キリストの「右の頬を打たれたら左の頬も向けよ」のような精神ですよね。
大統領の理想(信念)がラグビーを通して、4200万人の国民に伝わっていく様子が本当に良かった。
コリアンレストランでサムゲタンやシロコロホルモンを食べて、マッコリ飲んでからレイトショーに行ったので、眠くなっても当然なコンディションでしたが、最後までしっかり釘付けで見ましたよ~。
それにしても、80歳近くになっても次々と素晴らしい作品を生み出す一流俳優であり一流監督のクリント・イーストウッド、本当にすごいですね。
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