今年の5月、中国人の二人組が香港の伝説的バンド、BEYONDの黄家駒さんのお墓を荒らした、という衝撃的なニュースが飛び込んで来ました。古い友人である老公はもちろん、私も動画を見て、何でこんな罰当たりなことするんだろう!とすごい怒りがわきました。
そのニュースを報じている香港のテレビ局、TVBの「myTV SUPER 東張+」のニュースはこちら。
二人組の内、映っているこの「光頭Bob」っていう犯人は、15歳のいわゆる迷惑系YouTuber。
自閉症と多動症を主張したそうですけど、度重なる犯罪行為に2年の刑を宣告されたようです。
今回香港へ行く前に、老公がBEYONDの葉世榮(Yip Sai Wing)さんに「香港行くよ」と電話したら、残念ながら今回は仕事で会えないとのことでしたが、この事件が起こった時、真っ先に駆け付けたWingさんは、ニュースにもある通り、かなり怒っていたそうです。
そして、
『お前、家駒のお墓、長い間行ってないんじゃない?香港に行くならお墓参り行って、今どんな状況になったか教えてね』
と言われたそう。
このブログをたどってみてハッキリ分かったのですが、家駒さんのお墓参りは、振り返ってみると10年ぶり。
『そっか、俺にちゃんと挨拶に来いって、家駒が呼んでるのかなぁ』と言っていました。
以前、記事になった家駒さんと老公のストーリーはこちら。
廃刊直前の香港蘋果日報(アップルデイリー)に寄せられた陳海琪さんの記事。
今回の香港はスケジュールが結構詰まっていたのですが、その合間を縫って、香港サイドの湾仔(ワンチャイ)から、途中でお花を買うお店にも寄ってもらい、九龍サイドの油塘(ヤウトン)にある将軍澳華人永遠墳場まで、タクシーを飛ばして行きました。
将軍澳華人永遠墳場
住所:Ko Chiu Rd, Yau Tong, 香港
Google Map
10年前は「家駒さんのお墓へ」と言ったら、タクシーの運転手さんは連れて行ってくれたのですが、今回の運転手さんは「何段?」と聞いて来たので、「15段!」と言うと、看板を見ながら連れて行ってくれました。正確には「15段6台25號」です。
お墓に着くと、お墓は綺麗に修理されていて、前に行った時のように、たくさんのお花に囲まれていました。
お花を手向ける老公。
お墓の上の写真が前回と変わっているのが分かりますか?
相変わらずお墓から見える景色は綺麗でした。
タクシーの運転手さんには一旦、ここまでのお金を渡して下で待っていてもらい、お参りした後、そのまま打合せのある香港サイドまで戻ってもらいました。
6月30日で家駒さんが亡くなって丸31年。
亡くなって30年の節目の内にギリギリご挨拶しておけて良かったです。
今後このような迷惑な人たちが、二度と現れませんように。