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あの名曲が映画に。映画『大きな玉ねぎの下で』。

来年の2月公開予定の映画大きな玉ねぎの下で
9月に試写に行かせていただいたのですが、あまり早すぎるより、公開が近づいてからの方が良いかなぁ、と思い、今まで温めていました。(笑)

映画はお分かりの通り、1989年に発売された爆風スランプさんの15thシングルの名曲、『大きな玉ねぎの下で』にインスパイアされて作られたもの。
爆風スランプさんは、今年、40周年を迎えられたスーパーロックバンドですが、数あるヒット曲の中でも、大好きな曲の一つです。

歌い出しの「ペンフレンドの二人の恋は~♪」の「ペンフレンド」って、今の若い子達には馴染みのない言葉だと思いますが、時代が変わって、出会いのツールが文通からアプリに変わっても、同じように顔の見えないやり取りでキュンキュンしている人たちは多いんじゃないかなぁ~と思います。
本映画中では、アプリではなく、昔で言う交換日記みたいな感じで、顔の見えない主人公、二人のもどかしいやり取りに、キュンキュンさせられます。

そして、映画の主題歌「大きな玉ねぎの下で」は、女性シンガーのasmiさんが可愛いらしい声で歌っているのですが、劇中では爆風スランプさんの原曲もかかります!そのサンプラザ中野くんの声が、最近のライブで聴きなれていた色気のあるハスキーなお声ではなく、初々しさの残る声で、青春時代を思い出して、またキュンとしてしまいます。

この曲の素晴らしさには、大ヒット当時以外にも、改めて感動したことがあるのですが、それは、2009年に中野さんと中国で開催されるイベントでご一緒した時のこと。

中国は社会主義国なので、どんな内容の歌を歌うのか、つまり政治的な内容だったり、問題のあるような内容でないか、出演アーティストは歌詞を全部中国語に訳して事前に政府に提出する必要がありました。
歌詞の内容が政府に伝われば良いので、私のレベルの低い中国語でも良いだろう、と私が中野さんの曲も全曲訳させていただくことになりました。

もちろん、この『大きな玉ねぎの下で』の歌詞が素晴らしいことは良く知っていたつもりだったのですが、いざ訳すとなると、深く深~く読み込むので、訳しながらストーリーの中に入り込み、あまりの歌詞の素晴らしさに涙が出てしまい、泣きながら訳したのでした。

それだけストーリー性のある素晴らしい曲ですもの、映画も作りたくなるよなぁ~と。

映画『大きな玉ねぎの下で』2025年2月7日、公開です。
サンプラザ中野くんも、ご本人役で出演しているので、お見逃しなく!
観れば、あなたの心の中にも、この曲にまつわる別のストーリーが思い出されるはず。

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