先日何気なく借りた韓国映画の新作DVD「グッド、バッド、ウィアード(The Good, the Bad, the Weird)」。とっても面白かったです。
新作と言っても、韓国での公開は2008年だそうです。
The Good=いいやつ=チョン・ウソン、The Bad=悪いやつ=イ・ビョンホン、The Weird=変なやつ=ソン・ガンホ、という三人の人気俳優による個性的なキャラクターが主役で、テンポも良く、チョン・ウソンとイ・ビョンホンはタイプは違えど、クールで気持ち良いほどのイケメンぶり。その中でソン・ガンホのコミカルな演技が光ってました。
かつての満州が舞台なので、ハングル、中国語、日本語が出て来て、大がかりな中国ロケで撮影されています。
撮影に2カ月を要したという荒野での車、バイク、馬が入り乱れたスピード感あふれる銃撃戦も新鮮で見ごたえあります。アクションシーンはほぼ吹き替え無しで、俳優さん自身がやったそうです。
それほど韓国映画を見たわけではありませんが、何となく「私の頭の中の消しゴム」とか「猟奇的な彼女」とか「イルマーレ」とかのラブストーリーが、韓国らしいイメージだと勝手に思っていました。
「オールド・ボーイ」はそういうイメージを覆す感じで面白かったけど、「オールド・ボーイ」は日本の漫画が原作なんだそうです。
この「グッド、バッド、ウィアード」はキム・ジウン監督の創作で、恋愛の甘いシーンは一切なし。さらに韓国映画のイメージが大きく変わったし、スケールも大きくて、結構好きな映画でした。
ただ、「オールド・ボーイ」もそうだったけど、露骨に刃物を使った残虐な描写があって、目をそむけちゃいました。そこはちょっと苦手かなぁ~。怖いと思うのは、それだけリアルって事なんでしょうね。
この作品は海外版と韓国版があって、結末が違うのだそうです。香港映画の「無間道~インファナル・アフェア」も北京で買ったVCDと、香港で買ったDVDが結末が違ってびっくりした事があるのですが、こういうバージョン違いを作るのって、良くあるみたいですね~
今のところ、私の中のコリアン・ムービーNo.1です。