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香港映画の音楽コーディネート中。

昨年からとある香港の映画の音楽をコーディネートしています。
先日、レコーディングがあって、スタジオに行って来ました。めちゃくちゃカッコ良かったので、完成が楽しみすぎます!!
大物監督、プロデューサー、俳優による大きな作品なので、大ヒット!してくれるといいなぁ。。。

(スタジオ裏にそびえたつ東京タワー。)

普段、何気なく公開された映画たちをネットで選んで見たりしていますが、実は公開にこぎつけるのって本当に大変なことなんですよね。

私も数年前、ある映画の挿入歌とエンディングテーマの作詞をさせていただき、有名な素晴らしいアーティストたちのレコーディングにも立ち会わせていただき、良い作品が出来た!と公開を楽しみにしていたのですが、結局公開は今の時点でもされておらず、止まってしまっています。。。

うちの老公(旦那さん)は香港出身なので、今は香港や海外合作のプロデューサーやコーディネーターをすることが多いのですが、若い頃は日本の映画・ドラマ業界を中心に制作の仕事をしていました。
その時は、
「映画は途中でポシャる可能性が高いから、ギャラが安定しているのはテレビドラマ」
みたいな認識があり、映画は大手の映画会社のもの以外は、テレビドラマの制作の仕事の方が安心して受けていたりしていました。
逆に連ドラって、放映枠がすでに取れている状態からスタートするので、放映スケジュールに追われて、ずっと大変な期間が長く続く過酷なものが多いですけどね。
でも、円谷プロの「ウルトラマン」シリーズの制作に入ってた時は、年間仕事なのでチームが分かれていて、普通の連ドラよりも余裕があるスケジュールで、まるでサラリーマンのように毎月安定したギャラが入って来る、という感じでした。

なので、私の中では、「映画を制作して無事公開される」、ということは本当に奇跡なのだと思っています。

(レコーディングに向かう老公の後ろ姿。)

今もう一作品、大物監督の作品の音楽コーディネートを受けていて、先日まで老公と脚本を翻訳していましたが、とても良い作品で、訳しながら何度も泣きました。
でも、この感動がちゃんと作家さんに伝わるかどうか、それが音楽となって形になるので、責任重大!と思って、訳した後、何度も何度も読み直します。

どうしても直訳になりがちなんですけど、訳詞の時みたいに、一度頭で映像に変換して書き直したり。でも、訳詞と違ってあまりに独自で書き過ぎてもダメだし、難しいところです。

(画面はボカシを入れてありますが、映像と合わせて見ながらのレコーディング風景。)

スタジオの裏にそびえたつ東京タワーを見ながら、この奇跡に毎回立ち会わせていただける幸せを感じて、今年も頑張ります!

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