セリーヌ・ディオンというシンガーは、間違いなく、私のアイドルです。
1997年の武道館公演。友達のお父さんがご招待してくれたおかげで、アリーナの良い席で見ることが出来ましたが、ステージに立つセリーヌは後光がさしていて、鳥肌が立ちっぱなしだったのを今でも覚えています。
自伝的な本「セリーヌ・ディオン」
CDも何枚も持っていますが、一番衝撃を受けたのが、上の写真の真ん中の黒い表紙の自伝的な本「セリーヌ・ディオン」。
この本の話は、以前書いたことがありましたが、ツアー中はスタッフとも筆談、ステージの時以外はほとんど声を使わず、朝のシャワーの時に徐々に声を出していったそう。
600ページを超える分厚い本を、夢中になって読みました。
そんな彼女が愛する旦那様の子供を持ち、その妊娠・出産中のリラックスした幸せを経験した後のセリーヌのアルバム、”A New Day Has Come“(写真向かって右下)は生まれ変わったように突き抜けてて、新しいセリーヌが聴けて、本当に素晴らしかった!
大ヒット中のドキュメンタリー映画「I Am: Celine Dion」」
そんな輝く私のアイドル、セリーヌ・ディオンが、Amazon Primeのドキュメンタリー映画『アイ アム セリーヌ・ディオン~病との戦いの中で~(I Am: Celine Dion) 』を発表。再び違った意味で彼女から衝撃を受けることになるとは予想もしていませんでした。
彼女のインスタをフォローしているから、2022年から闘病していることは知っていたけど、こんなに大変だったとは。。。
「スティッフパーソン症候群」という神経系の病気で、筋肉が硬直したり、痙攣の発作が出たりする難病。歌に必要な呼吸も、肺自体に問題はなくても、その周の筋肉が上手くコントロート出来なくて、彼女の命とも言うべき声のコントロールが出来ないのです。。。
ここまで見せてしまっていいの?というくらい、病に苦しんでいるセリーヌのリアルな姿が映し出されていて、ファンとしては、かなりショッキングな内容でした。
そんな彼女の現状を追いかける中で、度々流れる過去のコンサート映像、レコーディング映像はやっぱり圧巻で、感動し、涙が出ました。
(※注意!:ここから少しネタバレを含みますので、読みたくない方は飛ばしてください)
病と闘いながら苦労してレコーディングした、はかなげな歌はやっぱり素晴らしく、そして、そのレコーディングの後に発作が起きてしまい、回復した直後、生きているのを噛みしめるように、幸せそうに歌う姿にも大号泣しました。。。
素晴らしい衣装を身に着けて大舞台で歌うセリーヌはもちろん、普段着で飾り気のない素顔で歌うセリーヌも、本当に素晴らしい(涙)
セリーヌ・ディオンは天才だけど、もともとフランス語圏の出身で、苦労してフランス語の訛りを強制して、英語の歌で全世界を魅了した努力の人。
大変な病とは分かっているけど、この苦難を乗り越えて、再び彼女のステージが見れることを心待ちにしています。