そして上海。

ツアー三日目は上海に移動。気温が毎日グングン下がるので、不覚にも風邪をひいてしまい、上海へ向かう途中の観光は、私はバスの中でぐったりお留守番。
上海に着いて、豫園（yu yuan）のそばのレストランでお食事。ベジタリアンのサンプラザ中野くんさんにもぴったりな野菜たっぷりのヘルシーなメニューでした。
その後、森ビルさんの上海環球金融中心（通称：上海ヒルズ）を見学。一番上まで案内してもらいましたが、94階から100階にある展望台は、『世界最高層展望台』のギネス認定を受けたそう。
高所が苦手な満雄さんと私は、透明な床にびびりながら見学。（大雑把に見える満雄さん、実は繊細なのだ！）

その後ホテルにチェックインしたのですが、そこで待っていてくれたのは、中華圏のスーパースターバンド、BEYONDのWing（葉世榮）さん。
今回、私達GYPSY QUEENと２０年来の友人・サンプラザ中野くんさんに会いに、わざわざ香港から来てくれていたのでした。（感動(T_T)）
上海のイベントの主旨は「四川大地震のチャリティ」。その説明をしながら会場へ向かうと、彼は快く、「今回は演奏はできないけど、ステージ上で寄付を呼び掛ける事は出来るよ！」と言ってくれて、自分の新しいアルバムにサインを入れて、オークションにして全額寄付してくれました。CDをせり落とした女の子は、Wingに抱きしめてもらって、嬉しそうでした～♪
Wingさんに関しては、書き出すと長くなっちゃうので、また別途書こうと思っています。

上海の会場は上海ＭＡＯ。あれ？と思ったあなたは中国通。そう、昨年の北京ツアーの会場のひとつであったＭＡＯが、上海にもオープンしたのでした。そして、そこには北京のＭＡＯでお世話になったＳＡＭ２さんをはじめとするスタッフの方々がいらして、今回も運営や集客の面でも色々お知恵を貸していただいたり、小林純子さんのような、素晴らしいＰＲの方を紹介して下さったりして、一気に世界が広がったのでした。ホントにありがとうございました！

今回共演した現地のアーティストは鐘荘（ジョンチー）という女性アーティスト。透き通る声で英語の歌詞をささやくように歌い、日本語もちょっと勉強してて、話すと普通の可愛い女の子なんだけど、歌うと独特の怪しい世界観で聴く人を包み込んでくれる。結構お気に入りで、彼女からもらったCDを帰ってから良く聴いてます。

この上海では、日本から行った４組のアーティストだけでなく、「四川大地震のチャリティ」の主旨に賛同して下さった、中国で活躍する様々な職種の方々が集まって下さって、イベントを盛り上げてくれました。

まず、お笑い芸人のねんど大介さん。中国で活躍している芸人さんで、地震直後の四川省にも乗り込んで取材をされていました。
また、モデルや俳優として中国で活躍されている小松拓也さん。
そして、今回のチャリティの寄付をさせていただいた「四川省幼稚園寄贈プロジェクト」の建築家・迫 慶一郎さん。
そして、その他、上海在住の日本人の方々もボランティアでお手伝いをして下さいました！謝謝！

（ＭＡＯのステージ。）

（最後はみんなでフェリシモのパンダＴシャツを着て。）

設置された募金箱への募金や、ＣＤ、Ｔシャツなどの売上の一部を合わせると、日本円で４万円を超える額が集まりました！皆さん、ご協力いただき本当にありがとうございました！

（寄付金をWingさんと一緒に、幼稚園寄贈プロジェクトの迫さんに贈呈！）

今まで音楽を通して色々な方々と出会い、その「素晴らしい出会いが自分の成長につながる」、そう思って来たのですが、この上海のイベントを通してまた色々な出会いがあり、「いやいや、そうじゃなくて音楽を通して、人のために何かしたいんだ、そしてそういう思いを持った人達と力を合わせれば何か出来るんだ」とはっきり、そう思う事が出来ました。大した影響力はないかもしれないけど、でもこれは私の使命なんだと思います。

今回、一緒に日本から行って下さったアーティストの皆さん、応援団の皆さん、そして現地で力を貸して下さった中国人、日本人の皆さん、そしてこの意義あるツアーを実現するために多大なるご支援をいただいたOKWaveさんとリーブ21さんにも心から感謝しています。

これからも、私達は微力ながらも四川大地震の被災者、その他困っている人たちを音楽を通して支援していきたいと思っています。非常感謝！

（photos by mido,　vivi）