小さい頃、長いお休みになると必ず滞在していた、福島県相馬市の祖父母の家。
おじいちゃんは天皇陛下から勲6等を受勲した相馬市の名誉市民だった人ってこともあり、相馬駅前からタクシーに乗って「保健所前の○○まで」と苗字を言えば、ちゃんと祖父母の家に着きました。
相馬のお家には孫や親戚が大集合するので、旅館みたいに何十セットも大量のお布団がありました。
私のお気に入りは応接間。他は全部和室なんだけど、そこだけソファセットとピアノがあって、独特なにおいがしました。今目を閉じても思い出してキュンとしてしまうくらいです。
そのお家の門を出て左、トコトコまっすぐ行くと角っこのお店が食料品店でした。
たぶんお米とかお酒とか、そういうたぐいのお店だったのかな?
小さい頃は、アイスやお菓子にしか興味なかったから、何が専門のお店か覚えていません
私の中ではアイス屋さん
そこにアイスを買いに行くんですけど、おばあちゃんに
「おばあちゃん、アイス、何がいい?」
って聞くと、
「アイスまんじゅう、買ってきておくれ」
っていつも頼まれて、当時、あんこ(小豆)が苦手だった私は、
「おばあちゃん、何でこんなアイスが好きなんだろう?もっと美味しいアイスが色々あるのに。」
なんて思いながら買いに行きました。
買って来ると、おばあちゃんは美味しそうにアイスまんじゅうを食べていました
先日、アイスまんじゅうを久々に見かけて、懐かしくて買ってみました。
今ではあんこも食べられるようになったので、食べてみたけど、やっぱりすご~く甘かった
でも、優しいおばあちゃんの事を思い出して、懐かしかったです
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