この困難な時に助け合い、暴動や略奪のない日本社会を世界が評価してくれています。
確かに普段ご近所付き合いもしない私ですが、地震の起こった日、見知らぬ人達と声を掛け合い、情報交換をし、励まし合いました。
電車が止まり、寒い小田急線の駅の外で、高齢のおばあちゃまと一緒に待って色々お話をして励まし合っていると、向いのビルから若い女の子が出て来て、
「おばあちゃん、寒い中待ってたら風邪ひいちゃうから、うちの事務所で休んで下さい」
とおばあちゃまに言って来て、
「いいのよ。息子を待ってるんだから」
と断ると、次にはブランケットとあったかい缶のお茶を持って来てくれました。
何て、優しい女の子だろう、って感動
そんな時、二人で連れだって来た中年のご夫婦らしき男女。男性は犬を連れていたので、ご近所のご夫婦かな?と。
「電車は動いていますか?」
とお二人に聞かれ、
「まだまだ復旧するめどは立たないようですよ」
と答えると、そこにまた違う女性が入って来て、
「バスは動いているそうですよ!」
と言うと、最初の二人連れの女性が
「じゃぁ、私もバスで行きます!」
そしたら、男性が、
「じゃぁ、バス停までお送りしましょう。道が分からないでしょう?」
と女性二人に。
良く聞くと連れだと思っていた男女はご夫婦かと思ったら、まったくの他人で、ついそこで会ったばかりだったのです。見知らぬ同士が助け合っている姿でした。
また、環七をとことこ歩いていた時、コンビニでお手洗いに入ろうと思ったら、すごい行列。でも仕方なく後ろの方で待っていたら、一人女性が出て来て、最前列で待っていた男性が、
「女性用が空きましたよ。どうぞ!」
と前からわざわざ声をかけてくれました。
「どうもありがとうございます」
と入っていくと、中には男性用と、男女兼用の個室二つのみ。女性用じゃなくて男女兼用だから、自分が入ればいいのに、わざわざゆずって下さるその気持ちに、本当に頭が下がりました
床に散乱したコンビニの商品を一緒に片付けて、レジに並んでお金を払って行くような日本人。
それを世界は驚きの目で見ている、そんな事日本にいたら当然だって思うけれど、外から見ると、それがいかに素晴らしい国民性であるか、再認識させられて元気が出ました。
日本人のモラルに世界が驚く、という記事を見てすごい泣きました。
頑張れ、日本!!