日本

大船渡での再会と出会い。

8/11(土)、大船渡市越喜来(おきらい)へ。

今年の5月、碁石海岸のイベントで出会った大船渡市の皆さんと再会の約束をしていたので、日帰りでしたが、メンバーだけで大船渡に向かう事になったGYPSY QUEEN。

水沢江刺の駅ももう3度目なので、親戚の家に来たような、もう馴染みの場所になりつつある感じです。
駅には「おおふなとさいがいエフエム」をされていた佐藤健さんが可愛いお嬢さんとともに車でお迎えに来て下さって、約一時間半かけて会場の浦浜サイコー商店会へ。

そこで、佐藤健さんの奥様、くーちゃんこと佐藤久美子さんと感動の再会!
実は、くーちゃんとは5月の碁石海岸以来、仲良く連絡を取り合っていて、出会ったばかりとは思えないくらい、色々な話をさせてもらっていました。
しかも福島に住む私の従姉妹のくーちゃんと同姓同名!という事で、ご縁を勝手に感じて、
「夏にまた大船渡に行くからね!会ったらハグね!」
と約束して、約束通り再会のハグが出来たのでした

(くーちゃんと。)

佐藤ご夫妻は、震災で家と職場を失ってしまったのに、そのことにもめげず、復興へ向けてNPO法人を立ち上げ、がれきだらけの街に暮らし、仮設住宅が立ち並んでいるために校庭を失ってしまって運動会も出来ない子供達のために、「子供支援」に力を入れていらっしゃるんです。
色々なところに講演にも呼ばれたりして、この震災というすごいマイナスな出来事をきっかけに、ご自分達の世界を想像も出来ないほどプラスに広げている本当に素晴らしいご夫婦なんです!!

その他にも、5月にお世話になった復興大船渡プレハブ横丁のダーツ&ショットバー、Hustle(ハッスル)の店長、新沼さんにも再会。

(一番左が佐藤健さん、その隣が新沼さん。)

そしてPA席には、いつも送り迎えして下さる出羽さんが。

実は、今回のライブはサンプラザ中野くんがメインで、ETERNAL JOURNEYさんとGYPSY QUEEN、3組でライトアップ・ニッポンの花火前の一時間ステージをお送りする予定だったのですが、車で出た中野くんご一行はお盆の大渋滞にはまり、朝6時に東京を出たのに、本番は絶望的?というような進み具合。
定期的にAkiに入る連絡で、地元の方に進捗を報告すると、「うーん、間に合わないかなぁ・・・」と。。。

花火の後にも中野くんご一行でアコースティック演奏は出来ますが、私達は21:04の水沢江刺発の新幹線で東京へとんぼ帰りなので、花火後ではGQがバックの演奏は出来ない。。。

「ちょっとでもフルバンドでやりたいなぁ~」

と中野くんのありがたいお言葉をいただき、ギリギリでも間に合えば、ステージに上がって欲しい!
そんな状況下で、私達GYPSY QUEENも本番へ突入。

急遽、曲数を増やして本番をつなぎました。
ステージ中、Akiはベースそっちのけで(おいおい)、携帯で中野くんご一行と連絡を取り合い、そして花火まであと5分。。。

ライトアップ・ニッポンは東北の被災地13カ所で同時に花火を上げる事が決められていたので、あぁ。。。とうとう中野くん、間に合わなかったかなぁ~。。。と思ってステージを降りた瞬間、ステージ裏に、わぁ~~~~っと走って来た中野さんが!!!

「ランナーやるよっ!やるよ、やるよっ!」

と、まるでサッカーのロスタイムの時の監督ばりに、手を叩きながらメンバーに声をかけ、あっという間にイントロが始まり、ランナーへ!!

いや~、スターはこういう時、間に合うんだな~~!
しかも、文字通り、ランナー!!

と、感動!
ランナーを歌い終わった時の決めポーズ、客席から激写致しました!

(ウサイン・ボルト??)

ランナーが終わった直後、花火がパァ~~~ッと!!
うわ~!まるで良く書けた台本みたい!!!

(佐藤ご夫妻、そして13時間ランナーであり続けたサンプラザ中野くん、肉野バンバンジーさん、KEIちゃんと。本当にお疲れ様でした!!)

その後、今年初花火の感動もそこそこに、撤収して健さんの車で水沢江刺駅へ爆走しました。
ホントにバタバタの中、2回も水沢江刺に往復して下さって、主催者の健さん達は大変だった事でしょう。。。
ホントに、ホントにありがとうございました!!

今回、共演させていただいて初めてお会いしたアーティストの方々はもちろん、会場付近でお仕事をされていた消防団の方々ともお話をしました。

写真は、消防団の森広勝さん。
「この浦浜も津波にのまれ、前は今とは景色は全然違ったんだよ、この辺も遺体が転がっていて、そりゃぁ、悲惨だったんだよ・・・」
と。話している事はとても壮絶だったのに、穏やかな温かい笑顔で話して下さいました。。。

そして、控え室を貸して下さった浦浜のプレハブで営業を再開されている柳本美容室さん。
色紙にサインをさせていただきながら、奥さんと色々お話をさせていただき、そしてニコニコしたおばあちゃまに
「また来て下さいね~
と握手しながら言われた時には、涙が出そうになりました。。。

また、大船渡に新しいお友達が増えたなぁ。。。また来なくっちゃ。
そんな事を考えてうるうるしていた時、くーちゃんが「またねぇ」と言いながら半べそをかいてやってきて・・・
私も思わず、一気に涙腺がゆるんでしまいました

震災以前は訪れた事がなかった岩手県に、昨年、今年と4度訪れて、かけがえのない友達が出来ました。
今度は、その友達たちが、東京へ来て再会出来るかも知れない?

そんなふうに絆をまた深めていけたら、と思います。

大船渡の皆さん、また必ず行きますね!

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