人生・生き方

一生、修行。

昨日、女優さんをやってるお友達、長谷川葉月さんの舞台がある、というので練馬文化センターまで見に行って来ました~

その舞台は、ジェームス三木さん作・演出の「ふるさとをください」というお芝居で、映画にもなっている作品でした。
ちなみに、葉月さんはイラストレーターでもあるので、この宣伝美術も彼女が手がけているのでした。
うーん、根っからの芸術家ですね~♪

ストーリーは和歌山県のとある町が舞台。障害を持つ人々の共同作業所が出来た事に端を発し、地元住民と共同作業所に来た新住民との間の確執を題材に、それに関わる人々の親子問題、恋愛などを描く、ヒューマンドラマでした。

私が知っている役者さんは葉月さん以外いなかったのですが、皆さんホントにお芝居が上手で、マイクなんてないのに、声もしっかり通ってて、表情も表現力も素晴らしかったです。
最後にはじーんと涙が出て、周りを見ると涙をぬぐうお客さんがいっぱい

やっぱり、ちゃんと「修行」した役者さんが、ちゃんとお稽古したお芝居ってすごいなぁ~と改めて。
千秋楽は本日9日、19時からなので、もし興味ある方はぜひ!見に行ってみて下さい!

「修行」と言えば、最近、夜中にテレビでよく落語の番組やってるんですよね~。
そんなに一般的に知られた落語家さんでなくても、すっごい話が上手で面白くて、今まで落語に興味のなかった私でさえも、面白いなぁ~って引き込まれてしまうのです。
ぽっと出ては消えてゆく芸人さんが多い中、長年ちゃんと基礎から「修行」した芸を披露する噺家さんは「本物」だなぁ~とつくづく思います。

最近は誰でも書いたり、話したり、歌ったり、撮影したり、出演したり…何でも気軽に表現出来ちゃうので、色んな人にチャンスが広がった分、大した勉強をしないでも人前で表現してしまう「自称○○」っていう人が大勢いる世の中。
もちろん、生まれつきセンスのある人、才能のある人もいますが、その中で「本物」になって行くには、やっぱり「基礎」が大事だし、何事も「修行」しかないんだと思います。

私も「本物」に少しでも近づくべく、まだまだ修行中。この修行は、一生続くのですよね~。
もっと頑張らなくちゃ、と素晴らしい役者さん達の演技を見て、思った夜でした。

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