七夕の日に、素敵な本が出版されました。
「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」
かの有名な相田みつをさんの没後20年記念の本なのですが、震災後の今だからこそ、余計心に響く書と詩。
この題名も、震災前だったら、こんなに心に響かなかったかも。
大きな災害が起きる度に、相田みつをさんの言葉は多くの被災者を励ましていると聞きます。
最初に「願」に生きる、という初出のインタビュー原稿があるのですが、その中で、相田みつをさんは今の放射能に汚染された世の中を予言していたかのように、環境汚染、地球汚染の話についても言及しています。
中でも私が好きなのは、
「しあわせはいつも自分のこころがきめる」
です。
相田みつをさんの師匠は、曹洞宗の禅僧の方なんですよね。
まさに僧侶が話されているような、心に染みる言葉と文字。
あっという間に読めて、でも何回読み返しても涙が出る本です。
この本の売り上げの一部は、東日本大震災で親をなくした子供たちの支援金として寄付されるそうです。
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