昨日、六本木にオープンした「料理屋 三船」。
名前を見てお察しの通り、「世界のミフネ」と言われた名優、故・三船敏郎さんのイメージ、コンセプトで作られたお店です。
ホームページを見ると、ドカンと「コンセプト 三船敏郎」と出てきます。
生前の三船さんと懇意にされていた社長さんのお誘いで、オープン初日の昨日、早々と行って来ました!
六本木通りからサイゼリヤの横の小道を曲がってしばらく行くと、左手にあります。
まず入口を入ると正面にどどーんと、大きなかっちょいい三船さんの絵が。
店内には三船さんが演じられた歴代の役名が書かれた木の札が大量にかかっていて(なんと、かの金田一耕助も演じられてたのですって!)、お手洗いの中にも秘蔵の写真がたくさん飾ってあり、三船さんをイメージしたインテリアはもちろん、取り皿や箸置きに至るまで、家紋や「三船」の文字が。
一緒に行った社長さん(60代)は、仕事仲間でもあると同時に三船さんの大ファンでもあったので、終始大興奮でした。ファンにはたまらない空間でしょう。
そして、メニューも「七人の侍サワー」など侍の名前のついた7種類のお酒があって酢橘(すだち)がたくさん入っているサワーが香りが良くてとっても美味しかったです。(「平八」っていう名前だったかな??)
お料理は何を食べても美味しくて、ついつい食べ過ぎちゃいました。お食事の最後を飾ったのは、いかにも映画の中で三船さんが食べていそうな「塩むずび」を具だくさんのとん汁と。(写真)
大きなおにぎりは「握り飯」という感じのカンロクで、程よい塩味とふっくら美味しいお米で相当お腹いっぱいになります。
帰りに、「お店のカードはありますか?」と聞いたら、店員さんがくれました。(写真)
裏は地図と住所などのお店の案内ですが、このカードの三船さんのイラスト、三種類あって、どれもカッコ良かったです。ファンの方は三種類欲しいんじゃないかなぁ~。
と、ここまで書いておきながら、実は・・・恥ずかしながら三船さんが名優なのはもちろん知っていましたが、ほとんど出演された映画を見た事がありませんでした。(すみません。。。)
以前、中国語の学校に通っていた時、同じクラスの生徒さんが、中国に行ったお土産に「羅生門」の中国語字幕バージョンを「勉強用に」と買って来て下さったのを見たくらい。(それだけ、中国でも有名って事ですね)
スティーヴン・スピルバーグやジョージ・ルーカス、フランシス・コッポラをはじめ、海外の著名な映画界の巨匠で、三船さんが主演する黒沢明監督作品に多大なる影響を受けた人が多いのは有名な話で、いつか見たい!と思っていたので、思わず帰りにTSUTAYAで「七人の侍」を借りて帰りました。^^;
DVDは二枚組で長かったけど、七人の個性的なキャラクターが生きていて、面白かったのであっという間に見てしまいました~。55年前にあんな作品を撮っていたなんてすごいなぁ。。
ちなみにうちの老公は、香港にいた高校生の時、授業をさぼって(!)日本映画を上映していた映画館に行き、「七人の侍」を見て、日本語が分からないながらもカッコよくて感動し、日本映画に憧れて留学しに来ました。
そして、社会人になって、今日ご一緒した社長さんの元で働いた時、生前の三船さんにかろうじて何度かお会いでき、
「青年!」
と呼ばれたのだとか。
憧れて日本に来て、憧れていた人に会えるなんて、彼も運が良いなぁ~。。。
「料理屋 三船」は三船ファン、映画ファンはもちろん、外国のお客さんのおもてなしにも喜ばれるお店だと思います。
港区六本木7-18-7 内海ビル1F
TEL:03-6804-5548
(日比谷線六本木駅から徒歩3分)